県道から脇道に入ると、殺伐とした林道が続いていた。某テレビ局の取材班はその先の、今はもう廃墟と化した国立病院に向かって進んでいた。機材を抱えたまま車が入れない道を歩くのは骨が折れる。取材班の表情がいつになく厳しい。 足元に得体の知れない冷気…
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