2020-12-19 一寸の恐怖笑 第二話 短編(S&S) ★「警備員の恐怖」 大きなビルの警備員の話である。 いつものように彼が高層階を夜間巡回していると、目の前を人の影が横切った。 いや失礼、横切ったのでなく、上から下へと落下していったのだ。 警備員は心中、えらい事になったと思いつつ、急いで下へ行くと誰もいない。 下のアスファルトの広場には誰の姿もないのだ。 良かった。錯覚だと思い胸を撫で下ろした瞬間、彼めがけて人が降ってきた。 おしまい ※画像はO-DANからお借りしています