発狂した宇宙人

書き溜めた短編(S&S)をビヨンドで動画化のご紹介、短編(テキスト版)の掲載その他雑記などのブログです

一寸の恐怖笑 第二話 

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 ★「警備員の恐怖」

 

 大きなビルの警備員の話である。

 

 いつものように彼が高層階を夜間巡回していると、目の前を人の影が横切った。

 

 いや失礼、横切ったのでなく、上から下へと落下していったのだ。

 

 警備員は心中、えらい事になったと思いつつ、急いで下へ行くと誰もいない。

 

 下のアスファルトの広場には誰の姿もないのだ。

 

 良かった。錯覚だと思い胸を撫で下ろした瞬間、彼めがけて人が降ってきた。

 

 

               おしまい

 

 

                 ※画像はO-DANからお借りしています