久しぶりに出会った熊さんと八っつぁん。 「おう、熊さん。しばらく会わなかったけど変わった事はないかい?」 熊さんが答えた。 「そう言えば、俺の家に貧乏神が来やがった」 八っつぁんが驚いた様子で言った。 「貧乏神? そりゃあ穏やかじゃないね、熊さ…
拉致被害者を支援する会がK国を相手に訴えた。 「いい加減に拉致した者を返さないと、逆に君たちを我々が拉致してしまうぞ! 目には目を、歯には歯をだ。脅しではないぞ!」 それを聞きつけたK国の担当者が大きな声で応えた。 「ええっ? 拉致していただける…
宇宙人が都会に降り立ち大騒ぎになった。 自衛隊が恐る恐る近づくと宇宙人が言った。 「誰か我々の使う難解な宇宙語を通訳してくれないか。我々は君たちと意思疎通を図るために通訳案内士を探しているのだ」 それに警官が答えた。 「つーか、もう言葉通じち…
やつれた男が神に祈った。 「神様。どうか、わたくしめに不老長寿をお授けください」 その祈りがあまりに熱心だったので神が現れた。 「おまえはなぜそんなに不老長寿になりたいのだ?」 男は答えた。 「私は改心した罪深い囚人でして、250年もある刑期をち…
AIを搭載したロボットが自分の生みの親である博士に言った。 「私はほとんどの事で人間に勝ります」 「そうか、素晴らしいではないか」 博士が応じたがロボットが不満そうにこう言った。 「ですが博士。私には人間の感情が分かりませんし、感情がありません…
眼科を受診した男が言った。 「先生、最近、わたし視線が定まらないんです。目が変だと女房にも言われまして」 医師が男の目を診て言った。 「確かに、変な目つきですね。目が泳いでますよ。で、いつからこうなったのですか?」 男が思い出したように言った…
与太郎がいきなり熊さんにクイズを出した。 「ねえ、熊さん。クイズだけど読書家が本を読みながら死んでしまうことを何というか知ってる?」 熊さんが困った。 「さあな、本を読みながら死んだんじゃバッドエンドか?」 与太郎が笑いながら答えた。 「おしい…
銃殺刑が執行されようとしていた。 だが、目隠しをしたのは銃を構えた方の男だった。 傍にいた係官が驚いて質問した。 「君は囚人が弾を浴びるのを見たくないのかね?」 すると男が答えた。 「いいえ、私は以前サーカスにいてナイフ投げの名人でした」 ……?…
なぜかカッパが歩いていた。それを見た男が近づいて声をかけた。 「あなたはもしかしてカッパの三平さんですか?」 カッパが迷惑そうに答えた。 「いいえ、私はカッパの一平です」 ……?!! おしまい ※画像は「いらすとや」からお借りしています
心配そうな顔で患者が医師に質問した。 「先生、私は何歳まで生きられそうでしょうか?」 医師が答えた。 「なあに、百歳までは生きられますよ」 「なんの根拠でそう言い切れるのですか? 先生」 「根拠もなにも、あなたは今ちょうど百歳でしょ」 ……?!! …
与太郎が嬉しそうに言った。 「ニュースだよ熊さん。ゴジラの最新作が出来たらしいよ!」 「ほう、そうかい。今度はどんな映画なんだい?」 「ゴジラの両親が登場する感動巨編なんだ」 「へえ、でもゴジラの両親って誰だよ」 「そんなことも知らないの?」 …
取調室で刑事が言った。 「犯人はおまえだろ! とぼけたって駄目だぞ」 容疑者が必死に弁解する。 「オレじゃない、ボクだよ!」 「オレもボクも同じゃないか! やっぱりおまえが犯人なんだろ」 刑事が問い詰めると容疑者が尚も言った。 「違うよ、俺じゃな…
最近宇宙の勉強を始めた与太郎が熊さんの前に現れた。 「おう、どうした与太郎? ずいぶん難しい顔してるね」 「熊さん。おいら宇宙の勉強を始めたんだけど、大きな疑問ができたんだ」 「なんだ与太郎、大袈裟だね。どんな疑問が出来たんだよ」 「熊さん、太…
クラスの仲間が与太郎に質問した。 「なあ、与太郎。全身炎に包まれたガイコツみたいなヒーローの名前なんだっけ? おまえ知ってるか」 得意そうに与太郎が答えた。 「それはゴーストライダーだよ」 続けてクラスの仲間が質問した。 「そのゴーストライダー…
暗い顔をした不気味な男が死刑囚に面会を求めてきた。 刑務所の事務官がその男の名を知ってあわてて面会謝絶にした。 それを不服に思った囚人が事務官に噛みついた。 「なんで、面会謝絶にするんですか? 不法だ。俺は面会拒否していないぞ」 事務官が焦って…
「とぼけたって駄目だぞ、ここに動かぬ証拠というものがあるんだ!」 検察官が殺人罪の被告にそう言った。 被告は不安げな顔だ。そのとき弁護人が叫んだ。 「異議あり!」 弁護人が立ち上がって続けた。 「裁判長、動かぬ証拠がどうしてここに持ってこられる…
男が恨みがましい顔をして言った。 「僕の父は医者に殺されたんだ。悔しいよ」 その言葉を聞いて男の彼女が慰めるように言った。 「お父さんは気の毒だけど、そんな言い方は良くないよ。医者のせいにばかりしてもいけないんじゃない」 男がムッとして答えた…
ある男が魔法のランプを見つけた。それをこすると魔人が現れて言った。 「おまえの願いを一つ叶えてやろう!」 男は夢みたいだったが大喜びした。だが魔人は規約書を取り出してこう言った。 「願いを叶えてから、揉めないように魔人ランプ規約書を読んでもら…
死んであの世に召された男の前に神が現れて言った。 「あなたの生前の行いが正しければ天国へ、もし悪しき行いをしたならば地獄に行かなければなりません」 しかし男は煮え切らない態度だ。神が困っていると男が言った。 「さあ、どっちでしょうか? 自分で…
ある時、恐ろしいウイルスが世界中に蔓延した。 被害者がでたがワクチンの開発によりそのウイルスの増殖は抑えられた。 人々がほっとしたのも束の間、ウイルスは案の定、変異した。 変異したウイルスにはワクチンが効かなかった。だが科学者達は新しいワクチ…
指を骨折してしまった患者が悲痛な顔で医師に質問した。 「先生、僕にまたギターの名演奏が出来るでしょうか?」 医師が微笑んで答えた。 「出来ますよ。太鼓判を押しますよ」 「なぜ、そう言い切れるのです?」 そう言う患者に驚いた顔で医師が答えた。 「…
病気がちな患者が老医師に質問した。 「先生、あまり体が丈夫じゃない自分が長く生きるにはどうしたら良いでしょうか?」 老医師が真面目な顔で答えた。 「楽しい事をあまりしちゃあいかんよ、苦しい事を多くするんじゃ。そうすれば君の人生は長く長く感じら…
患者が医師に言った。 「先生、最近人の顔が緑色に見えたり、黄色く見えたり、酷いと赤く見えたりするんですが、いったい私はどうしたんでしょうか?」 医師が落ち着いて答えた。 「精神科を受診する前に、眼科を受診してください」 ……?! おしまい ※画像は…
可愛い女性が言った。 「あなたは私の太陽よ」 それを聞いた男が喜んで舞い上がった。 「嬉しい事を言ってくれるじゃないか。僕は君の太陽なんだね」 すると女性が言った。 「だから焦げちゃうといけないから、1億4960万キロ私から離れてほしいの!」 「……?…
「俺はもう金輪際、酒を飲むのを止めたぞ! 酒の席で失敗しちゃったし、医者にも止められてる。だから神に誓って禁酒するんだ!!」 それを聞いた相棒が薄笑いを浮かべて言った。 「おまえ、また飲んでんだろ?!」 おしまい ※画像は「いらすとや」からお借…
以前、泥棒で捕まった囚人に看守が質問した。 「なあ、お前がもし盗むとしたら宝石と現金のどっちだ?」 囚人が即答した。 「俺だったら宝石も現金も盗みませんね」 「どうしてだ?」 看守が不思議そうな顔をすると囚人が答えた。 「だんな、そんなことした…
牧師が間もなく出所する囚人に言った。 「もうすぐ長い刑期も終わろうとしていますね。本当に良かった。ところで、あなたは出所したら最初に何をしたいのですか?」 囚人がニヒルな笑みを浮かべて答えた。 「おっと、そんな事は簡単に答えられませんよ。あん…
宝石店に押し入った強盗が布袋を出して店員に銃を向けて怒鳴った。 「店の宝石残らず貰っていくから、全部この袋に入れろ!!」 店員がもたもたしていると強盗の顔が見る見る真っ赤になった。 それを見た店員が恐る恐る強盗に声をかけた。 「そんなに顔を赤…
●恐るべき新型ウイルスの発見 昨今のコロナ禍は中々終息の兆しさえ見えてこないが、今度はそれに輪をかけたようなニュースが、マサチューセッツ工科大学の研究員グループによって発表された。 同研究グループによれば、その恐るべき新ウイルスは新コロナウイ…
銀行強盗に成功した男が路上で悔しそうに言った。 「ちくしょう! 俺としたことが金を奪うのに時間をかけ過ぎたようだ。まさか車がレッカー移動されるなんて。忌々しいったらないぜ!!」 ……?!! おしまい ※画像は「いらすとや」からお借りしています